テーマ:親鸞聖人の仏教―深き問いに向き合った人親鸞―
講 師:四衢亮(よつつじ・あきら)
1958年岐阜県高山生まれ。真宗大谷派高山教区不遠寺住職。
真宗大谷派「青少幼年センター準備室」スタッフとしてセンター設置に取り組んでいる。
メッセージ:
仏教。分子生物学者の福岡伸一さんが、高校生に特別授業をした時のこと。福岡さんは、あらかじめ宿題を出していました。「脳死を人の死として社会が決めています。それならいつ人は誕生したと言えるのですか」。生徒たちはいろいろ調べて答えを作ってきました。受精した時、中絶が許されなくなる22
週目、脳が機能し始める37 週。
その答えについて福岡さんは尋ねました。「22 週と答えた人は、それ以前は生きていなかったと考えるわけですか?」。元気のよく議論していた高校生たちが、一瞬にして静まりかえったと言います。(朝日新聞08
年12 月18 日)
問いの方がはるかに大きく深いのです。いのちとは何か。人間とは何か。生きるということをどう考えてきたのか。
私たちの出した答えなどでは、収まりのつかない深い問い。社会や教えや人間が出した答えにあぐらをかかず、その問いに促されて自身と世を問い続けた人、親鸞。
問いの大きさに深さを感覚し、たじろき沈黙した現代の高校生。その中に、親鸞が息づいています。
(四衢亮)
講座日程:
1. 2009年 8月8日(土) 14時〜16時
「現代に生きる―『歎異抄』」
2. 2009年10月17日(土) 14時〜16時
「信が開く地平―歎異抄第6章から」
3. 2009年12月12日(土) 14時〜16時
「解放の道―歎異抄第7章から」
4. 2010年 2月13日(土) 14時〜16時
「宗教心を超える―歎異抄第8章から」
5. 2010年 4月10日(土) 14時〜16時
「限りなき歩み―歎異抄第9章から」
6. 2010年 6月19日(土) 14時〜16時
「事実と真実―歎異抄第10章から」