広報紙『サンガ』
TOP > 広報紙『サンガ』 > バックナンバー > インタビュー
バックナンバー
インタビュー
 石田ひかりさんに聞く
  百パーセント女優で、百パーセント主婦です
石田ひかりさん
 素顔の石田ひかりさんは、十年前のテレビ小説「ひらり」のさわやかな印象そのままだ。
その後、数多くの映画やドラマに出演し、女優としていよいよみがきがかかってきた。
四年前、姉のゆり子さんとともに独立、そして結婚。五月には待望の第一子が誕生する。
 クリスチャンの家庭で育ったが、結婚したご主人が浄土真宗の寺の出身。一昨年、三重県の寺で身内だけの仏前結婚式を挙げた。きれいな念珠をご主人のお兄さんからプレゼントされて初めて持った。

 「とてもアットホームでいい式でした。前の日はみんなで垂れ幕下げたり本堂をお掃除したり。ホームメイド挙式って言われましたが、とても和やかな雰囲気でした。私の父はちょっと変わった人でトンチンカンなことばっかり言っていましたが、主人のお父さんは袈娑をつけてとてもカッコよかったです。

 私はとても幸せな三十歳を迎えられたなと思います。結婚をしていい相手にも恵まれ、愛犬も元気だし、それに仕事ができるというのが何よりです。

 主人の仕事の関係で、今は神戸と東京の二つの生活です。東京では百パーセント女優、でも神戸に帰ったら百パーセント主婦です。女優と主婦では男と女ぐらい違いがありますね。女優でいるときはホテル暮らしで、いい映画やいい舞台を積極的に観たいと思います。神戸では緊張感がないからゆるみっぱなしで、顔も違うんです。いいお野菜のこととか、お天気のことに気持がいっています。でも、切り替えができるのでとてもいい精神状態だと思います。

 主人の転勤で東京暮らしになったら、女優である私と主婦である私が共存しなければならなくなりますので共生しなければなりません。お皿を洗いながら台本を覚えられるかと、それが一番不安かな」
 父親の転勤で九歳から十二歳まで台湾で暮らした。四歳から水泳を始め、姉のゆり子さんとともにジュニアオリンピックをめざした。歩くより泳いでいるほうが楽、一日中泳いでも疲れなかった。

 母は誕生日にはいつも絵本をプレゼントしてくれた。
「結婚のお祝いも絵本だったんです。絵本にはなんともいえない懐かしさがありますね。それを大人が書いているということにまず感動しますね。子どもたちには大人が見ることのできないものが見えている。子どもたちは気づいていないことなんでしょうが、絵本の中にはそれが残っているんですね。それはとても大切なことで、忘れてはいけないと思うんです。絵本というのは本当に魔法ですね。かえって大人が読むべきではないかと思います。

 私の大好きな絵本に北欧を舞台にした「ノーム」というのがあります。心優しい妖精の話なんですが、お母さんは必ず双子の赤ちゃんを産んでおっぱいで育てます。みんな赤い帽子をかぶっているのですが、その帽子がないことは下着をつけてないぐらい恥ずかしいことなんです。ノーム研究家みたいな人もいて、分厚い辞典のような本もあるんですよ。絵本に囲まれて暮らしたいですね。そしてそういうものを懐かしく思える気持を大事にしていきたいですね」


いしだ ひかり
◆女優◆
1972年、東京都生まれ。中学1年のときにスカウトされCMなどで活躍。92年、NHKのテレビ小説「ひらり」に主演し、好評を得る。NHK「紅白歌合戦」の紅組の司会をつとめた。99年、女優である姉の石田ゆり子さんとともに独立、風鈴舎を設立。主な出演作品に、ドラマ「悪女」「あすなろ白書」「かるたクイーン」、舞台「飛龍伝‘94」「新雨月物語」、映画「ふたり」「咬みつきたい」「あいつ」「竜二 Forever」など。


戻る


Copyright(c) 2004−2007 HigashiHonganji ShinsyuKaikan All right reserved
(このホームページの記事・画像の無断転載を禁じます)