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インタビュー

 岡江久美子さんに聞く

 私らしく生きたい
 天真爛漫にそのままの自分を
岡江久美子さん
 朝のテレビ番組「はなまるマーケット」で薬丸裕英さんとともに司会をつとめている。女優をしながら主婦業もちゃんとこなしてきた。その経験を生かす。夫は俳優の大和田獏さん。高校生の娘さんがいる。
あるとき獏さんから電話があった。「うちの今晩のおかずカキフライなんだって」。番組でカキの特集をしたとき、思わず「うちも今夜はこれにしよう」ともらしたのだ。その気さくさがとてもいい。
 「はなまるマーケット」は主婦に人気の生活情報番組である。ゴシップや事件を扱ったワイド番組の時間帯にあって、ホッとする番組だ。「主婦の経験を生かしてほしい」と口説かれた。

「スタッフの中では、私が一番年長なんです。若い人たちに囲まれています。とても楽しい現場です。この番組をいただいたときは、お芝居を続けながら主婦をやっていてよかったなと思いました。番組でいろんなことを知ります。納豆は朝食べるよりは夜食べたほうがいいとかね。寝ている間に血液をきれいにしてくれるんですって。また、炭をお風呂に入れると、お湯がまろやかになるんですよ」

毎朝五時半過ぎには起床し家族の朝食の支度、娘さんの弁当をこしらえ、身支度をして家を出る。夕飯も仕事がないときは家族そろって食べることが多い。

「料理の極意、私の場合は時間をかけないでパッパッと手際よくやるんです。凝(こ)った料理は外で食べたほうがいいんですよ。家で食べたいものは料亭みたいな料理ではないって夫も言います。懐石料理とかはもちろんおいしいですよね。絶対自分ではできないですし、きれいです。それは外で食べるんです」

そういう自然体の素顔が岡江さんの魅力である。主婦の顔と同時にドラマでは母親役が多い。「理想の母親」の上位に選ばれたこともある。飾らない気さくな性格が好感をよぶのであろう。

「〈らしく。ぶらずに〉ということが私のモットーなんです。〈岡江らしく。えらぶらずに〉とか、いろんな言葉をあてはめてみるんです。私らしく生きたいですね。天真爛漫(てんしんらんまん)に、そのままの自分を出して、人から注意されることもあるし、そしたら素直に聞いて、実にあけっぴろげです。ものごとをプラスに考える。そういう生き方がいいなと思うんです。

私の夫は心配性なんです。石橋を叩いて渡る。渡らないこともある。私は橋が壊れていても、『いいかな』と言って渡ってしまうんです。二人ともそうだったら大変ですけどね。真面目な夫とおおざっぱな私でちょうどいいのかもしれません」

風通しのいい家庭のようだ。一日の出来事をみんなで報告しあうという。

「みんな好奇心が旺盛(おうせい)なんです。ちょっと問題があると、『なになに』と言って、聞いてもいないのにすぐ首をつっこんだり。でも、そういうことって大事だと思うんですね。うるさいと言われても、首をつっこんでトライするのが好きですね。やらないで後悔するよりは、やって後悔したほうがいいと思うんです」


おかえくみこ
◆女優◆
1956 年、東京生まれ。1975 年、テレビ小説『お美津』(TBS 系)でデビュー。その後数々のドラマやCM 等に出演。現在『はなまるマーケット』『めっけMON!』(TBS 系)、『せきらら白書』(テレビ朝日系)で司会をつとめている。また、7月スタートの連続ドラマにも出演予定。


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