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広報紙『サンガ』
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仏事一口メモ
葬儀に参る(五)
第64回 <2003年7月>
葬儀が終わりますと、世話役の方や親戚、また特に親しかった方に感謝の意を込めてお斎(食事のこと。「精進落とし」ともいわれる)がふるまわれます。勧められたときには遺族の気持ちをくんで、遠慮せずに出席されるとよいでしょう。食事をいただきながら、故人を偲びつつ、通夜・葬儀で気づかされたことを語り合うようにしたいものです。
度をすぎて食べたり飲んだり、宴会のように騒ぐのは迷惑です。故人がにぎやかなことが好きだったという場合でも、度を過ぎた飲食は控えるべきでしょう。遺族のお開きのあいさつがあり次第、長居をせずに席をたちましょう。ご遺族もお疲れのことと思います。
式場によっては通夜式後の食事や葬儀後の食事を「清め」といわれます。また食事する場所を「清め所」ともいわれます。果たしてそうなのでしょうか。
浄土真宗は身を清めるという考え方をしません。清めの行為は、死あるいは死者を不浄と忌み嫌う考え方から生まれてきたものと思われます。不浄なもの(死)に触れたから我が身を清めるということでしょう。
しかし死は、不浄なものではありません。私たち生あるものが持っている現実です。この現実と常に向き合うからこそ、輝く生が芽生えてくるのではないでしょうか。浄土真宗の葬儀はこのことを教えようとしているのです。
食事をいただきながら、そのことに話が及ぶならば、亡き人への思いも変わるはずです。大切なことではないでしょうか。亡き人からの問いかけを真摯に受け止めてください。
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