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仏事一口メモ
 通夜参列の心得
  第61回 <2003年1月>
 通夜は、遺族やごく親しい人々が夜をとおして、亡き人を偲(しの)び、静かにご遺体を見守るという厳粛な場です。そして、身近な人の死という現実を謙虚に受け止め、日ごろ忘れがちな生死(しょうじ)の問題(亡き人の問いかけ)について深く考える時でもあります。

 通夜はこのような大事な席です。知らせを受けたときは、できる限り出席するようにします。通夜開式には遅れないように出向くことも大切です。

 受付があれば、香典を差し出します。香典とは、仏前にお備(そな)えする香にかわる金銭という意味です。表書きには「御香典」か「御香資」または「御香料」と書きます。決して「御霊前」とは書きませんのでご留意ください。

 御香典は、受付の方が読みやすいように相手側に向けて差し出します。受付がない場合は、喪主または遺族の方に差し出すか、仏前に備えます。仏前に備えるときは自分の方に向くようにします。

受付に出す
受付に出す
相手が表書きを読みやすいように向けて差し出す。
仏前に備える
仏前に備える
表書きの自分の名前が、自分の方を向くように、両手で備える

 通夜ぶるまいに招かれた場合は、遠慮する必要はありませんが、宴席ではありませんので、控えめにすべきと心得ましょう。この席では、静かに故人を偲び、亡き人からの問いかけについて語り合えますならば、通夜の意味に適いましょう。

通夜に参列するときの服装は、取り急ぎの弔問とは違いますので、ある程度服装を整えます。地味なものできちんとしていれば正式な喪服でなくてもかまいませんが、最近では略礼服(男性は黒のスーツ、女性は黒のワンピースやスーツ)で参列する人が多くなっています。


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