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仏事一口メモ
 お内仏のお給仕
  第46回 <2000年7月>

 これまで学んできましたように、お内仏は、ご本尊・阿弥陀如来を中心に、さまざまな仏具をもって仏さまの世界(浄土)を表現しているのでありました。そして、浄土をお飾りするお内仏によって、私たちは生き生きとした精神生活の有り様を学んでいくのであります。

 それには、毎日のお内仏のお給仕(きゅうじ)が大切なこととなってきます。給仕とは、一般的にお世話することをいいますが、お内仏のお飾りや作法に則り仏さまに仕えることを意味します。毎日のお給仕作法をとおして、念仏の心にふれていくのです。

 ですから、単にきれいにすればいいということではなく、敬いの心をもって給仕させていただくべきものです。

 平常のお給仕の留意点などについて、お話しておきたいと思います。


(1)お花をあげる。
四季折々の木花・草花を備え、いつも生き生きとした状態を保つようにします。枯れたら取り替えるようにします。造花は用いません。(第40 回参照)


(2)灯明(とうみょう)を点じる。
輪灯(りんとう)があるお内仏では、朝夕のお勤めの時に点じます。金灯籠(きんとうろう)も同様です。(第42 回・第44 回参照)


(3)香を焚(た)く。
毎日のお勤めの前には、線香を焚きます。線香は立てずに香炉の大きさに折り灰の上に置きます。(第41 回参照)


(4)お仏供(ぶく)を備える。
毎朝、炊き立てのご飯を一番最初に盛槽(もっそう)で形を作り、仏器(ぶっき)に盛ってお備えします。そして、正午にお下げします。(第43 回参照)


(5)常にきれいにする。
香炉(こうろ)や鈴(りん)の中へ使ったマッチの軸やローソクのくずを入れません。使ったマッチの軸は、専用のマッチ消しがありますので用意されるとよいでしょう。金箔(きんぱく)の部分は、こすらないように毛ぼうきで軽く払い、漆(うるし)の部分は柔らかい布でから拭きします。

 まとめてみますと、お花を絶やさず、お仏供を毎朝お備えし、灯明を点じ、香を焚き、合掌礼拝をもってご本尊にあう。お勤めをして教えにあい、念仏申す生活に帰らせていただくのです。


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