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仏事一口メモ
 仏壇を求める
  第30回 <1997年11月>

 前回までにお話しましたように、「お内仏」はにご本尊をお掛けした形でも、タンスの上などに三折本尊(みつおりほんぞん)を置く形でもよいわけですが、今回からは箱型の仏壇の場合を前提にお話を進めることにします。

 仏壇には大別して金(きん)仏壇と唐木(からき)仏壇があります。金仏壇は、木地に漆をぬり金箔を押したものです。唐木仏壇は黒檀(こくたん)や紫檀(したん)の木地をそのまま生かしたものです。両者のうち、真宗門徒は従来から金仏壇を用いてきました。それは何年たっても、色・質とも変わらない金の特質によつて、仏さまの永遠なる教えを表そうとしたからでありましょう。

 さて仏具店にまいりますと、金仏壇・唐木仏壇の違いに併せ、大小さまざまな仏壇が陳列されています。仏壇をお求めになるときは、事前によく住職(寺)にご相談いただき、間違いのないよう次の点に留意されるとよいでしょう。

  1. 宗派の名称をはっきり告げる。
  2. 置かれる場所の高さ・幅・奥行きなどを調べておく。

 ですから、真宗(東本願寺)門徒の場合、仏壇を求めるとき「真宗大谷派(お東)です」と、はっきり名のってください。浄土真宗の仏壇でも、たとえは浄土真宗本願寺派(西本願寺)とは若干の作りの違いがあるからです。また、仏壇とともに花瓶(かひん)や香炉(こうろ)等の仏具もそろえます。仏具にも宗派の違いがありますので、よく確認する必要があります。
 ただし、ご本尊は本山(京都・東本願寺)からお受けします。ご本尊は、お内仏の中心であり、仏さまの教えによって自らの生活の方向を確かめる生きる依り所となるものです。「仏壇を買っていただければ、本尊はサービスします」という店もあるようですが、サービス品で代用するようなものではありません。

 また、お内仏の置かれる場所や方角等を気になさる方があります。あくまでも浄土真宗のお内仏は、仏法を聴聞(ちょうもん)する場にふさわしい部屋に置かれるのが望ましいといえます。方角の善し悪しや日の善し悪しにこだわる必要は全くありません。


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