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仏事一口メモ
 施主の挨拶
  第55回 <2002年1月>

 法要の儀式が終わり、お斎(食事)の準備ができましたら、施主またはそれに代わる人は、あいさつを行います(場合によっては、儀式終了直後でもよいでしょう)。あいさつは、下座から行います。その主な内容を列記してみます。


  1. 儀式が無事終了したことの報告、喜び
  2. 誰の何回忌の法要かの確認
  3. 住職に対するお礼
  4. 親類縁者の出席への感謝と香資・供物などのお礼
  5. お斎をすすめる
 等があげられます。

 他に、故人の思い出話や法事にあたっての心境を述べるのもよいでしょう。また、住職の法話を聞いての感銘などを織りまぜますと、法事をお勤めする意味が深まることでしょう。

 ただし、長々とは話さずに、端的にまとめて話すよう心掛けたいものです。

 ここにあいさつの一例をご紹介します。

「本日は、法名釈○○、(あいさつ人との間柄、父とか妻)○○の○回忌法要を無事つとめさせていただきました。

 ただ今、住職さまには読経並びにご法話を賜り、心よりお礼申し上げます。

 また、親戚の皆さまには、ご案内を差し上げましたところ、ご多用中にもかかわらずお参りいただき、厚くお礼申し上げます。その上、過分なる御香資・御供物などをご仏前にお備えいただき、重ねてお礼申し上げます。

○年○月○日、○○が亡くなりまして、早いもので丸○年がたちました。○○は……(というように、故人の思い出話を述べると、法事のご縁が深まるでしょう。法話の感銘した部分を述べるのもよい)

 おかげをもちまして、法要を勤めさせていただき、家族一同喜んでおります。

 心ばかりのお斎を用意いたしましたので、時間の許すかぎり、故人を偲びながら、ゆっくりお召し上がりください」

人前でのあいさつは簡単にできるものではありません。葬儀と違い法事は、準備の時間が十分あります。右記例を参考に、事前によく考えておかれるとよいでしょう。


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