まずは会場づくりです。自宅でお勤めする場合と寺の本堂をお借りしてお勤めする場合があります。その違いを十分理解しておく必要があります。
自宅でお勤めする場合は、住職はもちろん親戚の方を招くことになるわけです。家の清掃はもちろん、家具類を動かすことも考えなければなりません。案内した人数に応じた茶碗や座布団なども用意しておきます。会場の一案を図に示しましたので参考にしてください。
特に、お内仏(ないぶつ)(お仏壇)の荘厳(しょうごん)(おかざり)を忘れずに行ってください。部屋全体がお内仏を中心とした仏間になるよう気を配りたいものです。その諸準備について記します。
- お内仏の清掃と仏具のおみがきを忘れない。
- 打敷(うちしき)をかける。
- お供物(くもつ)を備える。
- お花を備える。
- お仏供(ぶく)を備える。
- 床の間の掛け軸や額は、浄土真宗の教えが書かれたものが相応しい。なければ書や山水などの落ち着いたものにするとよい。
寺の本堂をお借りして法事をお勤めする場合は当家から出向くことになりますので、忘れ物のないよう気をつけたいものです。その留意点を記します。
- 決められた時間に読経が始められるよう早めに参集する。
- 本堂で勤める場合であっても、自宅のお内仏の清掃と荘厳(おかざり)は忘れない。
- 本堂にお備えするお供物やお花、あるいは墓参用の線香・お花の準備。
- お斎とき(食事)の席を寺で借りる場合は、人数なども知らせる。料理や引き出物などの手配も忘れない。
- 料理屋でのお斎の場合、会場までの車の手配。
その他、寺をお借りするときの約束事がある場合もありますので、事前に住職にお聞きしておくとよいでしょう。
法事には、住職に差しあげる包みもの(御布施)も準備しなければなりません。
※御布施については第20回を、お内仏については第28回〜48回を参照ください。