お内仏が安置されている部屋を仏間といいます。何代も続いているお宅では、多くの場合、独立して仏間があります。昨今のアパート・マンション等の住宅では、お内仏を安置できるような造りになっていません。床の間もない場合もあるようです。
こうした住宅事情のなかで、タンスなどの上に置くことのできる小さいものや、部屋にマッチした家具調のものも流行りのようです。いずれにしましても、お内仏を安置する部屋は、客間や居間と兼用であったとしても、仏間であることに違いありません。
仏間は、手を合わせお勤めするところです。仏法聴聞の場でもあります。ですから、部屋の飾りなども、浄土真宗にそぐわないものを避け、浄土真宗に適したものにします。私たちの手で浄土真宗の仏間を作るのです。その仏間からまた、浄土真宗の教えが伝えられていくのです。

お内仏を中心とした仏間の一例
注意すべき点を記します。
遺影
遺影(いえい)は、お内仏の真上には飾りません。遺影がご本尊の上になってしまい、どちらが礼拝の対象なのか曖昧になってしまうからです。遺影を飾る場合は、真上をさけ、横に掛けます。もし真上に飾り物をする場合は、仏語(仏さまの言葉)を掲額(けいがく)するようにします。
床の間の掛け軸や額
床の間がある場合には、教えが書かれたものなど、浄土真宗に相応(ふさわ)しいものを用意します。年中掛けっぱなしにするのではなく、行事毎や四季毎に取り替えるなどの工夫があってもよいでしょう。
浄土真宗以外の仏・菩薩(ぼさつ)の絵像や十三仏絵像、天照大神など、他宗教・他宗派のものは床の間に掛けません。また、除災招福(じょさいしょうふく)の縁起物や祈祷札(きとうふだ)なども置きません。
いただいた物
頂戴した物やお土産品などは、一度お内仏にあげ、手を合わせて、仏さまからのお下がり物としていただきます。私たちは、いのちをも仏さまからいただいているのですから、お内仏中心の生活を心掛けたいものです。備える場合は、お内仏の中には入れず、お内仏の外に備えます。